第一章 数学における抽象化とは何か
第一節 「昨日の世界」へ
第二節 具象と抽象の分かれ
第二章 古典の世界
第一節 古典への回帰
第二節 古典の世界と抽象の世界
第三章 複素解析の形成と「創造される数学」
第一節 虚数の対数とは何か
第二節 コーシーの複素関数論
第三節 ガウスの手紙より
第四章 ヘルマン・ワイルの著作『リーマン面のイデー』より
第一節 海の真珠
第二節 古典の世界
第五章 解析学の厳密化をめぐって
第一節 関数の微分と変化量の微分
第二節 無限級数をめぐって
第三節 「何のために」と問うこと
第四節 関数と変分法
第六章 複素多様体の理論と多変数関数論
第一節 アーベルとともに
第二節 多変数関数論の泉
第三節 ハルトークスの逆問題と多変数関数論