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■著者紹介:
松浦寿幸(まつうら としゆき)

1974年 奈良県生まれ.
1998年 慶應義塾大学総合政策学部卒業.
2003年 慶應義塾大学大学院商学研究科博士課程単位取得退学.
独立行政法人経済産業研究所研究員,一橋大学経済研究所専任講師を経て,
現在,慶應義塾大学産業研究所准教授,博士(商学)


■内容紹介



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WEB Appendix(WEB上の補論:本書の補足的な説明)は、著者のWebページからアクセスできます。
<著者のWebページ>
https://sites.google.com/site/matsuuratoshiyuki/


■目次

第0章●Stata とは/なぜStata を使うのか?
 0.1 Stata とは?
 0.2 本書のねらいと構成
 0.3 Stata を入手しよう
  0.3.1 Stata の種類について 
 0.4 Stata の実習講座について
 0.5 本書で扱わないStata の機能について
 0.6 Stata 17 とStata 16,および,それ以前のStata との違い
 0.7 本書で利用するデータセット
 0.8 第3版の特徴:因果推論
 0.9 リーディング・テスト

第1部 Stata の使い方の基礎と回帰分析

第1章●はじめの一歩/Stata を使ってみよう!
 1.1 インストール,起動と画面の見方
 1.2 データの読み込み
 1.3 データの保存
 1.4 読み込んだデータを確認しよう
 1.5 その他のデータの読み込み法
 1.5.1 データの読み込みのその他の方法@“データ・エディタ”ウインドウを利用する方法 
 1.5.2 データの読み込みのその他の方法A“インポート”機能を利用する方法 
 1.6 困ったときには

第2章● Stata による統計表の作成?統計的な基礎も学ぼう
 2.1 視覚的なデータの把握
  2.1.1 度数分布表 
 2.1.2 ヒストグラム 
 2.2 数量的概念によるデータの把握
 2.2.1 Stata による平均・標準偏差の算出
 2.2.2 ヒストグラムと散らばり指標 
 2.3 EXCEL への移行
 2.4 2 変数間の関係について 
 2.4.1 視覚的な2変数間の関係性の把握
 2.5 Stata による散布図・相関係数の出力
 2.6 Do-file による作業のプログラム化
 2.7 log ファイルによる作業結果の保存
 第2 章 練習問題 

第3章● Stata による回帰分析/本格的な分析に向けて
 3.1 回帰分析の考え方
  3.1.1 回帰分析と最小二乗法
  3.1.2 回帰分析の結果の評価
 3.2 Stata による回帰分析
  3.2.1 基本的な操作方法
  3.2.2 説明力をあげるためには?:重回帰分析
  3.2.3 質的な情報を取り込むには:ダミー変数の導入 
  3.2.4 係数の変化に関するダミー変数の導入 
  3.2.5 非線形モデル:二次関数 
  3.2.6 多重共線性
  3.2.7 対数変換した回帰式の係数の意味
 3.3 回帰分析の結果のとりまとめ
 3.4 頑健な標準誤差
  3.4.1 最小二乗法における誤差項に関する仮定
  3.4.2 加重最小二乗法
  3.4.3 頑健な標準誤差
 Column  分析事例1:大相撲における年功序列賃金制
 Column  分析事例2:プロ野球の打者と投手の交換比率
 Column 分析事例3:キャビン・アテンダントの賃金構造
 Column  分析事例4:国境コストの推定
 Column  分析事例5:地震危険度と家賃
 第3 章 練習問題

第4章● 離散選択モデル/質的データの分析
 4.1 プロビット、ロジット・モデル
 4.2 トービット・モデル
 Column 分析事例6:女性役員がいる企業の特徴

第2部 因果推論

第5章●差の差の分析とパネル・データ分析/因果推論の定番
 5.1 前後比較と差の差の分析 
  5.1.1 自治体の独自政策の政策効果の分析
  5.1.2 都市開発の効果の分析
  5.1.3 差の差の分析の限界
 5.2 データ形式の様々
  5.2.1 パネル・データ利用のメリット
  5.2.2 プーリング回帰モデル
  5.2.3 固定効果モデル
  5.2.4 固定効果モデルと差の差の分析
 Column 分析事例7:学校の質と地価  
  5.2.5 Stata による実習
  5.2.6 二次元固定効果モデル
  5.2.7  並行トレンドとプラセボ検定
  5.2.8 変量効果モデル
 5.3 変化率・ラグ項の扱い方
 5.4 パネル・データの構築方法
  5.4.1 データ結合のパターンとStata コマンド
  5.4.2 Stata によるデータセットの作成方法
 Column 分析事例8:男女の競争心格差−競艇の成績データから
 Column 分析事例9:女性役員クオーター制導入の株価へ影響

第6章●操作変数法/横断面データでもパネルデータでも活躍
 6.1 操作変数法とは何か
  6.1.1 操作変数による因果関係の推定
  6.1.2 同時性・逆の因果性の計量経済学的な問題点
  6.1.3 操作変数が満たすべき条件
 6.2 Stata による操作変数法の推定
  6.2.1 操作変数が1 つの場合
  6.2.2 操作変数が複数ある場合
 Column 分析事例10:パネル・データにおける操作変数法

第7章●傾向スコア法/仮想現実の創造
 7.1 傾向スコア法とは何か
 7.2 Stata による分析事例1
 7.3 傾向スコア回帰
 7.4 Stata による分析事例2 
 7.5 傾向スコア法利用の際の注意事項 
 Column 分析事例11:学生の海外経験が就職に及ぼす影響 

付録 ●困ったときの逆引き事典
 1.データ整備・分析の準備
  1 データを読み込むには 
  2 Stata 上でフォルダーを指定する,フォルダー内のファイルを一覧する・消去する 
  3 欠損値をゼロに置き換える
  4 文字列の取り扱い上のコツ
  5 統計量を含む変数を作成する:egen
  6 ネット上のプログラムをインストールする
  7 繰り返し作業の省力化 
  8 作業結果の一部を表示させない:quietly
  9 集計量から構成されるデータセットを作成する:collapse 
  10 作業途中データの一時保存 
  11 二つ以上の個体識別番号を一つにまとめる 
  12 Stata 社提供のサンプル・データを利用する
  13 通し番号をつける 
  14 merge コマンドを利用する際の注意事項
  15 ペア・データの作成 

 2.図表の作成 
  1 有効桁数の調整 
  2 きれいな統計表をつくりたい
  3 統計表のEXCEL 出力
  4 ラベルの作成
  5 散布図にタイトルやデータ・ラベルをつける
  6 折れ線グラフを作成する
 
 3.回帰分析の便利なコマンド
  1 ダミー変数作成のコツ
  2 ダミー変数回帰のコツ
  3 factor variable を使って交差項を作成する
  4 分析結果の取り纏め
  5 推定結果の係数を取り出すには?
  6 カテゴリーごとに回帰分析を実施する
  7 変数の組み合わせを記憶させる:global
  8 条件付ロジット・モデルと多項ロジット・モデル
  9 生存分析 

 4.パネル・データ分析のコツ 
  1 パネル・データの認証xtset がうまくいかない 
  2 reshape のトラブル・シューティング
  3 パネル・データの構成とバランス・パネルへの変換 
		



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