新刊書

【2004年2月刊行】

SPSSとExcelによる[統計力]トレーニング
川本 竜史 著


SPSS 11.5J for Windows使用。他、一部でオプションを利用。
B5判変形 224頁 
ISBN978-4-489-00671-5 C0040


■著者紹介:

    川本竜史(かわもと りゅうじ)

1996年 慶應義塾大学環境情報学部 卒業
1998年 東京大学大学院総合文化研究科生命環境科学系修士課程修了.修士号(学術)取得
     慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス非常勤講師
2001年 東京大学大学院総合文化研究科生命環境科学系博士課程修了.博士号(学術)取得
2001年より 慶應義塾大学総合政策学部専任講師
     慶應義塾湘南藤沢高校サッカー部コーチ,現在に至る
2002年1月 Jリーグフィジカルコーチ海外研修参加
2002年 日本サッカー協会準指導員ライセンス取得
2002年10月より,横浜F・マリノス育成フィジカルアドバイザー,現在に至る

■内容紹介
◎スポーツデータで分析力を身につける
いまや統計解析は、理工学や医学など理系分野だけではなく、経済学、社会学や心理学など文系分野においても、データを集め、読み取り、判断するうえでの共通言語として、必須のものとなってきた。本書は、データの正確さと知りたいこと=分析目的の明確さからスポーツデータを一貫したテーマに選び、統計をツールとして使いこなすための本である。Excelからの初心者にも,より高度な多変量解析のためにSPSSにステップアップしたい中級ユーザにもすぐ役に立つ!
 ■日本のこれからのコーチたちにとっての格好の手引書
                戸苅 晴彦 氏(平成国際大学スポーツ科学研究所)
これからの若いコーチたちには是非必要だろう.イタリアやフランスのトップクラスのサッカーコーチはパソコンなどにも強く, 取ったデータをうまく使いこなしている.日本もこのような高いレベルにいくべきで,そのための格好な手引書になりうると思う.

 ■一貫したテーマに基づいたデータで統計・データ解析の全体を見渡せる
                (電機・マーケティング調査分析 35歳男性)
私はSPSSとClementineを使用して、マーケティング調査・分析などの仕事をしています。
これまで様々なデータ解析関連のセミナーを受講してきましたが、講師の方々の専門分野がバラバラで、あるセミナー事例は医療、また別の事例は耐久消費財のアンケート…と、私の頭の中でも全てがばらばらになったままでした。

「どうすれば、統計解析を体系的に学び、実務に生かせるようになるだろうか?」
――そう悩みつづけていました。

この『SPSSとExcelによる[統計力]トレーニング』では、スポーツデータという一貫したテーマに基づくデータを使用してさまざまな統計手法が解説されており、それぞれの統計解析手法の違いにのみ集中して読み進めることができます。 スポーツをしている人になら誰にでも親しみのある事例ばかりなので、文系出身の私でも理解しやすい内容で、週末スポーツクラブでトレーニングをする感覚で少しずつ学ぶことができました。

また、今回の川本先生の本は単にSPSSやExcelのテクニックに終わらず、ちゃんと統計の理解が深まるように構成されているところが素晴らしい。 学術書はビジネスマンにとっては難解で業務に直結する本が少なく、ソフトの解説書は応用が利かない単なる操作解説本に終わっているものが多い中、今後ともこのようなわかりやすくためになる書籍が出版されるとありがたいですね。


コーチング・クリニック2004年5月号(ベースボール・マガジン社)で,「SENCE of Choice Goods & Books」のページで紹介されました.
エス・ピーエス・エス株式会社刊行のSPSSユーザー向け情報誌「KEYWORDS」45号(2004年春号)にも,
本書は、「とてもユニークな統計分析力のトレーニングブック」だ.著者は,文系の学生にも必要なデータサイエンス教育に力を入れている 慶應義塾大学SFC総合政策学部の専任講師で,横浜F・マリノス育成フィジカルアドバイザーもつとめる。データの正確さと分析目的の明快さから、 スポーツ(サッカー選手)のリアルなデータを利用しているので、流れに沿った目的主導の分析力が身につけられる。統計を研究や仕事での ツールとして使いこなしたい人なら、Excelからの初心者にも、高度な多変量解析が必要な中級以上のSPSSユーザにも役に立つ。 ほとんどの分析はSPSS Base system(Student Version)での手法に絞っており、短期間でSPSSでの統計処理をマスターするのに最適。
と紹介されました.

■目次

Warming UP! 統計用語クイズとExcel,SPSSの基本操作
Training 01 成長期サッカー選手の発育傾向を把握する…… 基本統計量とグラフ
Training 02 プロとアマチュアの身体組成のちがいを判定する……独立2群間t検定
Training 03 1年間のトレーニング効果を判定する……関連2群間t検定
Training 04 ポジションによる体力特性の有無を判定する……一元配置分散分析(対応のない要因)
Training 05 体脂肪率の年間変動を判定する……一元配置分散分析(対応のある要因)
Training 06 乳酸トレーニングの効果を判定する……二元配置分散分析(対応のある2要因)
Training 07 筋肉量と運動能力との関係を探る…… 相関分析
Training 08 簡易テストで正確な運動能力を予測する…… 単回帰分析
Training 09 骨年齢から選手の最終身長を予測する…… 重回帰分析
Training 10 選手の体力測定の構造を解明する…… 因子分析
Training 11 総合身体能力を求めて選手をランキングする…… 主成分分析
Training 12 プロとノンプロの体力的境界線を見つける…… 判別分析
Training 13 体力特性によって選手をグループ化する…… クラスター分析
対外試合 統計手法の使い分けクイズ

本書で取り扱っているデータ(Excelファイル)
◎本書の統計力トレーニングに用いるデータは,小学生からプロ選手まで,
さまざまなチームのサッカー選手に対する体力測定によって得られたデータをもとに,
全体的な傾向や先行研究との整合性を損なうことなく,かつ統計的な理解をより良く
促すことができるよう加工したダミーデータです.
◎このデータを他の出版物などに転載するには著作者の許可が必要です。
また、このデータを用いてソフトウエアから得られた成果についても同様です。

データのダウンロード DL00671.zip もし、このファイルで開かないときは、
こちら(⇒)をダウンロードして、ダブルクリックしてください。 DL00671.exe


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