新刊書

【2007年4月刊行】

スピヴァック 多変数の解析学 ――古典理論への現代的アプローチ
M.スピヴァック 著   齋藤正彦 訳

A5判並製 176頁
ISBN978-4-489-02004-9 C3041


■著者紹介:M.スピヴァック(Michael Spivak)
1940年生まれ。プリンストン大学Ph.D、専門は微分幾何学。
“Calculus”などの教科書を多数執筆。また、TeXマクロパッケージAMS-TeXの制作者でもあり、数学書を刊行するPublish or Perish Inc.を設立した。

■訳者紹介:齋藤 正彦(さいとう まさひこ)
1931年 東京生まれ。
理学博士、東京大学名誉教授。
2006年度 日本数学会出版賞 受賞。
主な著書に、『線型代数入門』(東京大学出版会、1966)、 『はじめての群論』(制作=亀書房/発行=日本評論社、2005)、 『齋藤正彦 微分積分学』(東京図書、2006)など。
主な訳書に、キースラー『無限小解析の基礎』、シュヴァルツ『解析学』(共訳)、 『ブルバキ原論』(共訳)、いずれも東京図書、など多数。
■内容紹介
◎微分積分からストークスの定理に至る、格好の多様体入門
この小さな本は多変数解析学の教科書であるが、
とくに、概念や方法が微妙で、初等的な段階では
厳密にやりぬくことの難かしい部分に主眼をおいた。
本書で採用した方法は、高級な数学の現代的方法を
初等的に書き直したものである。…中略…
ストークスの諸定理がどれも証明はやさしく、
定義や定式化が難かしいというのにはもっともな理由がある。
この定理の発展史が示すように、一見たくさんの
難かしい結果と見えるものは、実はたった1つの単純な
原理だったのである。いろいろな定理の証明は、
この仮面を剥ぐ作業にすぎない。(「まえがき」より)
この1冊をじっくり読み通すことで、
大学教養の微分積分・線型代数に続く
新しい数学のスタイルが堪能できる名著。
■目次
まえがき
第1章 ユークリッド空間の上の関数
第2章 微  分
第3章 積  分
第4章 鎖体上の積分
第5章 多様体上の積分
文献表
索 引
訳者あとがき

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