新刊書

【2007年5月刊行】

はじめての質的研究法 [医療・看護編]

秋田喜代美・能智正博 監修/高橋都・会田薫子 編

B5判変形 232頁 
ISBN978-4-489-02009-4 C3011


■監修者紹介:
秋田 喜代美(あきた きよみ)

1980年 東京大学文学部社会学科卒業。1986年 教育学部教育心理学科卒業。1991年 東京大学大学院教育学研究科博士課程修了, 博士(教育学)。立教大学文学部助教授、東京大学大学院教育学研究科助教授を経て、2004年より東京大学大学院教育学研究科 教授
<主要著書>
『読書の発達心理学』(単著)(国土社,1998)/ 『子どもをはぐくむ授業づくり』(単著)(岩波書店,2000)/ 『読む心 書く心 文章の心理学入門』(単著)(北大路書房,2002)/ 『教育研究のメソドロジー』(共編著)(東京大学出版会,2005)/ 『授業研究と談話分析』(編著)(放送大学出版会,2006)/ 『新しい時代の教職入門』(共編著)(有斐閣,2006)/ 『教育心理学キーワード』(共編著)(有斐閣,2006)
能智 正博(のうち まさひろ)
1984年 東京大学文学部心理学科卒業。1997年 シラキュース大学大学院教育学研究科博士課程修了、Ph.D. 2006年より 東京大学大学院教育学研究科 准教授
<主要著書>
『動きながら識る、関わりながら考える―心理学における質的研究の実践』(共著)(ナカニシヤ出版,2005)/ 『〈語り〉と出会う―質的研究の新たな展開に向けて』(編著)(ミネルヴァ書房,2006)

■編者紹介:
高橋 都(たかはし みやこ)

岩手医科大学医学部卒業。10年間、東京慈恵会医科大学、立川中央病院などで内科診療に従事。その後、非常勤で臨床活動をするかたわら、東京大学大学院医学系研究科国際保健学専攻を修了。博士(保健学)。現在、東京大学大学院医学系研究科公共健康医学専攻老年社会科学分野 講師。 専門:内科学・精神腫瘍学・公衆衛生学・性科学
<主要著書>
『がんを生きるガイド』(共著:日経BP社, 2006)/ 『臨床腫瘍学』(共著:南江堂, 2006)/ 『がん患者と家族のサポートプログラム』(共著:青海社,2005)/ 『セックスカウンセリング入門第二版』(共著:金原出版,2005)/ 『Comparing Social Policies』(共著:Policy Press, 2003)/ 『がん患者の<幸せな性>』(共訳書:春秋社, 2002)/ 『健康とジェンダー』(共著:明石書店, 2000)/ 『セルフヘルプ・グループの理論と展開』(共著:中央法規出版, 1998)
会田 薫子(あいた かおるこ)
成蹊大学文学部卒業。The Japan Timesの報道部記者としておもに医療と政治の分野を10年余にわたり取材。また、1年間休職し、ハーバード・メディカル・スクールの医療倫理プログラムで学びながら、脳死と臓器移植に関わる問題についてアメリカで取材活動を行う。その後、東京大学大学院医学系研究科健康科学・看護学専攻修士課程を修了。現在、同老年社会科学分野博士後期課程在籍。 研究分野:終末期医療
<主要著書>
『脳死論議ふたたび』(共著:社会評論社、2005)

■執筆者紹介:
宮田 裕章(みやた ひろあき) 

東京大学大学院医学系研究科 医療品質評価学講座 助教
大野 毎子(おおの まいこ) 
唐津市民病院きたはた 医師
秋月 百合(あきづき ゆり)  
淑徳大学看護学部 講師/ 東京大学大学院医学系研究科 健康科学・看護学専攻 博士後期課程在籍
平井 啓(ひらい けい)
大阪大学コミュニケーションデザイン・センター 助教/ 大阪大学大学院人間科学研究科人間行動学講座 助教/ 大阪大学大学院医学系研究科生体機能補完医学講座 助教
古澤 有峰(ふるさわ ゆみ) 
東京大学大学院人文社会系研究科 基礎文化研究専攻 博士後期課程在籍
武村 雪絵(たけむら ゆきえ)
東京大学医学部附属病院看護部 副看護部長(教育・研修・研究室長)
■内容紹介
◎事例から学ぶ質的研究法
質的研究をはじめて学ぶ人のために、第一線で活躍中の研究者たちがそれぞれの貴重な研究事例を紹介。事例を通して質的研究の「初歩の初歩」から「方法の解説」「手続きの紹介」そして「工夫のしかた」や「技法」、「注意点」といった「実践法」までを丁寧に教示してくれる。質的研究の広がりに即応した分野別のシリーズ本全4巻。「医療・看護編」では、質的手法による研究報告が近年急速に増えている実情にあわせ、基礎から学べる「総論」とすぐに活用できる「6つの研究事例」で構成してある。

■本書の主な内容

はじめに
第T部 はじめて学ぶ人のために――総論編――
第1章 医療・看護領域における質的研究の意義
第2章 インフォーマントとの関係づくりと倫理的配慮
第3章 科学論文としての質の向上にむけて:研究を評価するための手順の紹介
第U部 実例から学ぶ質的研究――実践編――
第4章 実例1:乳がん患者のセクシュアリティ
第5章 実例2:かかりつけ医に求められる条件
第6章 実例3:不妊女性のネガティブサポートにみる質的研究
第7章 実例4:がん医療における「望ましい」死
第8章 実例5:質的研究と死生学:ハワイの医療施設における病院チャプレンのありかたから
第9章 実例6:日本の看護師のケアの提供のあり方:患者を知るということ
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索  引


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