新刊書

【2007年7月刊行】

光触媒応用技術
橋本和仁監修/橋本和仁・坂井伸行・入江 寛・高見和之・砂田香矢乃 著
A5判 208頁  <対象:専門、化学>
ISBN978-4-489-02014-8 C3043



■監修・執筆者紹介:
  橋本和仁(はしもと かずひと)

    1980年 東京大学大学院理学系研究科化学専攻修士課程修了
    1980年 分子科学研究所技官
    現  在  東京大学大学院工学系研究科教授
          理学博士
  坂井伸行(さかい のぶゆき)
    2002 年 東京大学大学院工学系研究科応用化学専攻博士課程修了
    1999〜2002 年 日本学術振興会特別研究員
    2002〜2006 年 物質・材料研究機構特別研究員
    現  在  東京大学生産技術研究所助教
          博士(工学)
  入江 寛(いりえ ひろし)
    1994 年 東京工業大学大学院理工学研究科無機材料工学修士課程修了
    2000 年 東京大学大学院工学系研究科先端学際工学専攻博士課程修了
    2001 年 東京大学先端科学技術研究センター助手
    現  在  東京大学大学院工学系研究科講師
          博士(学術)
  高見和之(たかみ かずゆき)
    1994 年 京都工芸繊維大学繊維学部高分子学科卒業
    1994 年 宇部日東化成(株)入社、現在に至る
    2005 年 東京大学大学院工学系研究科先端学際工学専攻学位取得
          博士(学術)
  砂田香矢乃(すなだ かやの)
    2003 年 東京大学大学院工学系研究科先端学際工学専攻学位取得
    1995〜2006 年 (財)神奈川科学技術アカデミー
    2006 年 東京大学先端科学技術研究センター特任助教授
    現  在  東京大学先端科学技術研究センター特任准教授
          博士(工学)


■内容紹介
◎光触媒の新たな展開のための課題と可能性を探る
平成19年度から国の施策として「循環社会構築型光触媒産業創成プロジェクト」が開始された。 自然に優しく、資源は無尽蔵である新しいエネルギー源を確保するために、 酸化チタンを光触媒として効率的に活用しようという取り組みが本格的に始まったのである。 この本は、現在確立されている研究成果を整理し、これからの課題がどこにあるのかを 明確にするために書かれている。また、産業創成のために有望な市場はどこにあるかといったことも 考察。学生、研究者、技術者必携の書。

■目次


はじめに

第1章 光触媒ビジネスの現状とその展望 (橋本和仁)
  1.1 光触媒産業の現状
  1.2 光触媒の基礎的な考え方
  1.3 屋外用途の光触媒製品
  1.4 室内用途の光触媒製品
  1.5 可視光応答光触媒
  1.6 空気浄化装置
  1.7 水浄化、土壌浄化

第2 章 超親水性光触媒の基礎 (坂井伸行)
  2.1 超親水性光触媒の発見と応用
  2.2 超親水性光触媒の評価方法
  2.3 酸化チタン表面の光誘起親水化現象
  2.4 光誘起親水化プロセスの定量的評価
  2.5 表面水酸基に関する検討
  2.6 超親水性光触媒表面の直接観察
  2.7 超親水性光触媒の発現機構
  2.8 超親水性光触媒の高活性化

第3 章 可視光応答型光触媒の基礎 (入江 寛)
  3.1 窒素ドープ酸化チタン光触媒
  3.2 硫黄ドープ酸化チタン光触媒
  3.3 炭素ドープ酸化チタン光触媒
  3.4 窒素、硫黄、炭素ドープ酸化チタン光触媒の比較
  3.5 酸化チタンベース材料以外の可視光応答型光触媒
  3.6 可視光応答型光触媒の今後の展開

第4 章 光触媒コーティング (高見和之)
  4.1 酸化チタンがもたらす機能コーティング
  4.2 機能を活かすための薄膜構造
  4.3 ウェット・コーティング
  4.4 ドライ・コーティング
  4.5 コーティングの評価
  4.6 終わりに

第5 章 環境浄化・改善のための光触媒材料 (砂田香矢乃)
  5.1 環境浄化と光触媒反応
  5.2 光誘起分解反応を利用した環境浄化システム
  5.3 光誘起親水化反応を利用した環境改善システム

索 引

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