新刊書

【2011年5月刊行】

議論の技法
 トゥールミンモデルの原点
スティーヴン・トゥールミン 著/戸田山和久 ・福澤一吉 訳


四六判 384頁 
ISBN978-4-489-02094-0 C0030


■著者紹介:スティーヴン・トゥールミン
Stephen Edelston Toulmin (1922.3.25ー2009.12.4)

イギリス、ロンドン出身の、哲学者、教育者。1942年にCambridge大学のKing's Collegeから学号を取得。
1997年には、アメリカ連邦政府が人文科学における最高の栄誉としているJefferson LectureにToulminを選出している。
著書にThe Philosophy of Science:an Introduction (1953),
The Abuse of Casuistry:A History of Moral Reasoning (1988),
The Hidden Agenda of Modernity(1990), Return to Reason (2002)がある。
理性への回帰Retern to Reason (叢書・ウニベルシタス) は 藤村龍雄訳がある。

■訳者紹介:戸田山和久(とだやま かずひさ)
1958年、東京都生まれ。
89年、東京大学大学院人文科学研究科博士課程満期退学。89年より、名古屋大学教養部、
現在、名古屋大学情報科学研究科教授
専門 科学哲学、認知科学・生物学・脳神経科学の哲学、技術者倫理学
著作 『科学を考える』(共編著) 北大路書店、
    『論文の教室』、『科学哲学の冒険』 NHKブックス、『知識の哲学』 産業図書、
    『論理学をつくる』、『誇り高い技術者になろう 工学倫理のススメ』 名古屋大学出版会、
    『ウィトゲンシュタイン 知識の社会理論』(D. ブルア)、 『科学と価値』(L. ラウダン) 勁草書房

     福澤一吉(ふくざわ かずよし)
1950年、東京都生まれ。
78年、早稲田大学文学部大学院文学研究科心理学修士課程修了。
82年、ノースウエスタン大学コミュニケーション学部言語病理学科、大学院博士課程修了、Ph.D.
82年〜90年 東京都老人総合研究所リハビリテーション医学部言語聴覚研究室研究員、
90年 早稲田大学文学部心理学専修講師、98年より文学学術院心理学コース教授
専門 言語病理学、神経心理学、認知神経心理学
著作 『現代心理学入門』(共編著) 川島書店、
    『議論のレッスン』、『論理表現のレッスン』 NHK生活人新書、
    『議論のルール』 NHKブックス、『分かりあう対話10のルール』 筑摩新書、
    『科学的に説明する技術』、『論理的に説明する技術』 サイエンス・アイ新書他。


■内容紹介
◎The Uses of Argumentアップデート版の全訳!
スティーヴン・トゥールミン著The Uses of Argumentアップデート版の全訳。著者はクリティカル・シンキングにおける「トゥールミンモデル」の生みの親として名高い。データと結論を論拠(warrant)が結び、論拠にさらに裏づけがなされる、という例のヤツである。しかし、本書の射程はクリティカル・シンキングの理論的基礎を与えることにとどまらない。むしろ、トゥールミンモデルは、彼の目指すよりスケールの大きな哲学的作業のための「道具」になっている。

■目次

序論
第1章 議論の場と様相
第2章 蓋然性
第3章 論証のレイアウト
第4章 実践的な論理と理想化された論理
第5章 認識論理論の起源
結論

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