紙を使わないアンケート調査入門 ─卒業論文,高校生にも使える─
豊田秀樹 編著

B5判変形 224頁 定価 2640円
ISBN 978-4-489-02210-4 C0040
2015年5月刊行
◎嘘やタテマエの回答を避ける方法を詳しく解説。
本書の意気込みは,「独学1か月で,アンケート調査から分析を伴う卒論を仕上げよう」.これまでのアンケート調査との大きな違いは,“Google フォームを使う”ことで実現する.印刷不要で費用,および資源節約! 直接配布の必要なし! あらためてデータ入力を行う必要なし! 紙の調査票を保管廃棄する必要なし! さらにRを使うことで,きめ細かい高度な分析までを実現する.高性能の統計解析環境を使いこなす! Webから切り離し情報流出を防ぐ! インターネットを適切合理的に活用しよう.
■編著者
豊田秀樹(とよだ ひでき)
1961年 東京都に生まれる。
1989年 東京大学大学院・教育学研究科(教育学博士)。
日本行動計量学会優秀賞(1995年)、
日本心理学会優秀論文賞(2002年、2005年)受賞。
イリノイ大学心理学部客員研究員などを経て、
現 在 早稲田大学文学学術院教授。
専門は心理統計学、マーケティングサイエンス。
研究の合間の映画鑑賞が無上の楽しみ。
◎主な著書
『共分散構造分析[入門編]―構造方程式モデリング―』
『共分散構造分析[応用編]―構造方程式モデリング―』
『共分散構造分析[数理編]―構造方程式モデリング―』(編著)
『共分散構造分析[疑問編]―構造方程式モデリング―』(編著)
『共分散構造分析[理論編]―構造方程式モデリング―』
(以上、朝倉書店)
『共分散構造分析[事例編]―構造方程式モデリング―』(北大路書房)
『SASによる共分散構造分析』(東京大学出版会)
『共分散構造分析[Amos編]-構造方程式モデリング-』(編著)
『共分散構造分析[R編] –構造方程式モデリング』
『購買心理を読み解く統計学――実例で見る心理・調査データ解析28』
『データマイニング入門 - Rで学ぶ最新データ解析』
『検定力分析入門 - Rで学ぶ最新データ解析』
『回帰分析入門 - Rで学ぶ最新データ解析』
『因子分析入門 - Rで学ぶ最新データ解析』
(以上、東京図書)
■執筆者
久保沙織(早稲田大学グローバルエデュケーションセンター)/ 秋山 隆(早稲田大学文学学術院)/ 池原一哉(早稲田大学グローバルエデュケーションセンター)/ 拜殿怜奈(早稲田大学大学院文学研究科)/ 長尾圭一郎(同)/ 磯部友莉恵(同)/ 吉上 諒(同)
第 1 章 調査票作成を体験しよう
§1.1 フォームの例
§1.2 Google アカウントの作成
§1.3 Google ドライブにログイン
§1.4 新規フォームの作成
§1.5 フォーム名とフォームの説明の入力
§1.6 質問の設定
§1.7 テーマの変更とライブフォームの表示
§1.8 フォームの送信
§1.9 調査票への回答
§1.10 回答の表示
第 2 章 フォーム上級者への道
§2.1 フォームの作成
§2.2 フォームの送信とその準備
§2.3 回答の確認と管理
第 3 章 アンケート調査の企画
§3.1 調査のはじまり
§3.2 項目内容の収集
§3.3 アンケートの構成
§3.4 アンケート対象者への連絡
§3.5 予備調査
§3.6 倫理・データの管理
§3.7 調査レポートの作成
§3.8 調査レポートの構成
第 4 章 質問項目の作り方
§4.1 質問文の作成
§4.2 嘘やタテマエの回答を避ける方法
第 5 章 アンケートの結果を確認しよう ―単純集計―
§5.1 統計解析環境 R
§5.2 分析の準備
§5.3 比率
§5.4 データの整理
§5.5 データの代表値
§5.6 データの散らばり
第 6 章 項目間の関連を分析しよう ―相関分析・クロス表の分析―
§6.1 相関関係
§6.2 属性ごとの集計とクロス表の分析
第 7 章 分析上級者への道
§7.1 回帰分析
§7.2 リッカート・スケール法
§7.3 因子分析
§7.4 SD 法
第 8 章 高度な分析へ
§8.1 MDS
§8.2 一対比較法
§8.3 コレスポンデンス分析
§8.4 コンジョイント分析
索 引
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修正版02--------- 2015,07,15