齋藤正彦 数学講義 行列の解析学
齋藤正彦 著/長岡亮介・俣野博・松本幸夫・宮岡洋一 解説

A5判 216頁 定価 2420円
ISBN 978-4-489-02260-9 C3041
2017年1月刊行
◎微分積分・線型代数と「その先」を語る書
『齋藤正彦 微分積分学』『齋藤正彦 線型代数学』の著者が、自身の長年の講義経験を振り返り、微分積分・線型代数とその先の“行列の微積分”“非負行列”を語る。それを読んだ数学者4人が、さらにその先にある“ペロン-フロベニウスの定理”“多様体”“リー群”等や、また、大学数学を学ぶ際の心得について解説を付す。著者と解説者4人の、数学に対する見方・哲学がにじみ出た書。学生諸君や、若い数学教師・研究者への、温かい励ましのメッセージでもある。
■著者紹介
齋藤正彦(さいとうまさひこ)
東京大学名誉教授
■解説者紹介
長岡亮介(ながおかりょうすけ)
明治大学理工学部特任教授
俣野博(またのひろし)
東京大学大学院数理科学研究科教授
松本幸夫(まつもとゆきお)
東京大学名誉教授
宮岡洋一(みやおかよういち)
中央大学理工学部教授
第0章 齋藤正彦先生に聞く(長岡亮介)
第1章 微積分の骨格
第2章 行列論の骨格
第3章 行列の微積分
第4章 非負行列
第5章 実社会への応用と無限次元への拡張(俣野博)
第6章 多様体の世界へ(松本幸夫)
第7章 リー群とリー代数(宮岡洋一)