アクチュアリー試験 合格へのストラテジー 生保数理
山内恒人 監修、 アクチュアリー受験研究会代表MAH・西林信幸・寺内辰也 著

A5判 304頁 定価 3520円
ISBN 978-4-489-02292-0 C3041
2018年6月刊行
◎アクチュアリー試験「生保数理」挑戦者必読の書!
生命保険・損害保険等の保険料計算や保険会社の財務管理を担う職種「アクチュアリー」.その資格を得る試験は難関とされ,正会員は1700人程度しかいない.その資格試験は毎年12月に行われ,「数学」「生保数理」「年金数理」等の科目すべてに合格して正会員となる.全科目に合格するには最低2年,人によっては10年以上掛かる.著者のMAH氏は,この資格試験の合格に苦労している若手社員を会社の枠を超えて広く募り,アクチュアリー受験研究会を立ち上げた.現在では,その会員数は2000名近くを誇る.著者のMAH氏は,アクチュアリー試験について,そして受験生たちがどこで躓きやすいかについて,熟知している.ノウハウの全てを,この書で明らかにする.資格の概要,「生保数理」試験で出題される保険料・責任準備金等,その学習方法,そして試験問題の解法を,受験者に寄り添い分かりやすく解説した.
■監修者紹介
山内恒人
東京都立大学理学部数学科卒業 慶應義塾大学工学研究科数理工学専攻修士課程修了(工学修士)
外資系生命保険会社にて商品開発・数理部門・団体関連営業役員を担当し保険計理人も歴任
その間,筑波大学にて法学修士を取得
現在,慶應義塾大学大学院理工学研究科特任教授,大阪大学及び東京大学にて非常勤講師
日本アクチュアリー会アクチュアリー講座では生保数理を担当
日本アクチュアリー会正会員
■著者紹介
MAH
1990年東北大学工学部機械系精密工学科卒業
1990年国内保険会社入社
確定拠出年金の事業計画・企画・システム開発などを担当
企業に対する企業年金の制度設計等も200社以上実施
2009年「アクチュアリー受験研究会」を発足させ,代表を務める
◎著書
『アクチュアリー試験 合格へのストラテジー 数学』東京図書(2017)
西林信幸
大阪大学大学院理学研究科博士課程(前期)数学専攻修了(理学修士)
日本生命,ニッセイ基礎研究所,かんぽ生命,有限責任監査法人トーマツ,アクサダイレクト生命,新日本有限責任監査法人を経て,現在,ジェネラル・リインシュアランス・エイジイに在籍
アクチュアリー受験研究会において生保数理に関する質問対応に従事
日本アクチュアリー会正会員
寺内辰也
2011年早稲田大学教育学部数学科卒業
マーサージャパン株式会社年金コンサルティング部門にて,
外資系企業を中心に企業年金・企業退職金の制度設計・会計計算の実務を担当
日本アクチュアリー会研究会員
監修者のことば
推薦のことば
はじめに
第I部 アクチュアリー試験「生保数理」受験ガイダンス
第1章 アクチュアリー試験の概要
1.1 なぜアクチュアリー?
1.2 アクチュアリー試験はどんな試験?
第2章 アクチュアリー試験「生保数理」概要
2.1 試験範囲について
2.2 教科書・演習書と試験範囲の関係
2.3 試験の形式と試験時間からの考察
2.4 アクチュアリー試験「生保数理」の沿革
第3章 初学者のための「生保数理」受験ガイダンス
3.1 1年間のスケジュール
3.2 西林式「生保数理」攻略法
3.3 お勧め受験対策
3.4 よくある質問
3.5 モチベーション維持法・疑問点解消法
3.6 アクチュアリー受験研究会の活用
3.7 試験直前の心得
第4章 特別寄稿「アクチュアリー受験生に求められる覚悟」
第II部 アクチュアリー試験「生保数理」必須公式集
第5章 保険料
5.1 利息の計算
5.2 生命表および生命関数
5.3 純保険料
5.4 営業保険料
第6章 責任準備金
6.1 責任準備金(純保険料式)の計算
6.2 実務上の責任準備金
6.3 解約その他諸変更に伴う計算
第7章 連生・就業不能など
7.1 連合生命に関する生命保険および年金
7.2 脱退残存表
7.3 就業不能(または要介護)に対する諸給付
7.4 災害および疾病に関する保険
7.5 計算基礎の変更
第III部 アクチュアリー試験「生保数理」必須問題集
第8章 保険料
8.1 利息の計算
8.2 生命表および生命関数
8.3 純保険料
8.4 営業保険料
第9章 責任準備金
9.1 責任準備金(純保険料式)
9.2 実務上の責任準備金
9.3 解約その他諸変更に伴う計算
Tea Time アク研初期メンバーの合格体験記~正会員になって~
第10章 連生・就業不能など
10.1 連合生命に関する生命保険および年金
10.2 脱退残存表
10.3 就業不能(または要介護)に対する諸給付
10.4 災害および疾病に関する保険
10.5 計算基礎の変更
付録A 生保数理のための数学基礎公式集
A.1 数列
A.2 重要関数
A.3 微分積分
A.4 テーラー展開
A.5 2次方程式の解
A.6 場合の数
A.7 確率変数
A.8 微分方程式
付録B 最後の確認! 生保数理重要穴あき公式チェックシート
付録C 電卓の使いこなし術(生保数理編)
付録D 生保数理営業保険料分解図
付録E 生保数理記号集
参考文献
索引