東京図書株式会社

改訂版 すぐわかる統計解析

石村貞夫・石村友二郎 著

A5判 272頁 定価 2420円
ISBN 978-4-489-02310-1 C3040
2019年2月刊行

◎書き込み式で身につける統計解析の考え方

データが与えられたとき、どのように分析すればいいのだろう――このつぶやきを出発点に、情報の要約や基礎統計量といった基本的なことから、区間推定、仮説の検定、差の検定、ノンパラメトリック検定、そして独立性の検定まで、多くの手法を簡潔に解説する。たとえ計算が苦手でも《公式》と《例題》を見比べ、まずはマネをしてみよう。書き込み式の《演習》にトライすれば、統計解析の考え方が実感できる。わかりやすさ、おもしろさでは定評のある著者による統計学の第一歩。

石村貞夫(いしむら さだお)

1975年 早稲田大学理工学部数学科卒業
1977年 早稲田大学大学院修士課程修了
現 在 石村統計コンサルタント代表
     理学博士・統計アナリスト

石村友二郎(いしむら ゆうじろう)

2008年 東京理科大学理学部数学科卒業
2014年 早稲田大学大学院基幹理工学研究科数学応用数理学科博士課程単位取得退学
現 在 文京学院大学 教学IRセンター データ分析担当

第1章 データの特徴を見る◎度数分布表
1.1 度数分布表を作ろう
1.2 ヒストグラムを描こう

第2章 データの特徴を計算する◎基礎統計量
2.1 平均値・中央値・最頻値を計算しよう
2.2 分散と標準偏差を計算してみると……
2.3 データを標準化する

第3章 対応しているデータの関係を知る◎相関係数
3.1 散布図を描こう
3.2 相関係数から読み取れること
3.3 順位相関って何だろう
3.4 無相関の検定をしてみよう

第4章 データの正規性を調べる◎正規母集団
4.1 正規確率紙を利用しよう
4.2 歪度と尖度を計算してみると……
4.3 データを正規分布に近づけよう――データの変換
4.4 測定ミス?――外れ値の棄却検定

第5章 対応しているデータから予測する◎回帰直線
5.1 回帰直線で予測しよう
5.2 その回帰直線は役に立つか?

第6章 データから推定する◎区間推定
6.1 平均値を推定したい――母平均の区間推定
6.2 比率を推定したい――母比率の区間推定
6.3 データをいくつ集めればよいのだろうか

第7章 データから検定する◎仮説の検定
7.1 平均値をテストする――母平均の検定
7.2 比率をテストする――母比率の検定
7.3 理論値とのズレを測る――適合度検定

第8章 2組のデータを比較する(1)◎差の検定
8.1 2つの母平均に差があることを示したい
8.2 等分散性の検定
8.3 対応のある2つの母平均に差があることを示したい
8.4 2つの母比率に差があることを示したい

第9章 2組のデータを比較する(2)◎ノンパラメトリック検定
9.1 ウィルコクスンの順位和検定
9.2 符号検定とウィルコクスンの符号付順位検定

第10章 データの関連を調べる◎独立性の検定
10.1 クロス集計表
10.2 独立性の検定をしてみよう

第11章 いろいろな確率分布とその数表◎数表の見方
11.1 確率変数と確率分布と確率
11.2 標準正規分布の数表
11.3 自由度mのカイ2乗分布の数表
11.4 自由度mのt分布の数表
11.5 自由度(m,n)のF分布の数表
11.6 ノンパラメトリック検定の数表

演習の解答