基幹講座 物理学 熱力学
益川敏英 監修/植松恒夫・青山秀明 編/宮下精二 著

A5判 248頁 定価 2640円
ISBN 978-4-489-02318-7 C3342
2019年9月刊行
◎物理学科で熱力学を学ぶための本格的な教科書
物理学科の学生が熱力学を学ぶための本格的な教科書。基礎を確実に習得できるレベルを保ちつつ、さらに最新の話題など、中上級以上の内容も盛り込んだ。まずは熱力学の歴史的な背景から始まり、熱力学の第0~第3法則、熱力学関係式、熱力学的安定性、そして熱力学の最重要概念であるエントロピーについて学ぶ。さらに相転移、熱力学の適用例、最終章では線形応答現象についても簡単に触れた。
宮下精二(みやした せいじ)
東京大学理学系研究科物理学専攻教授(~2019年3月)。
現在、東京大学名誉教授。
第1章 序論
第2章 熱力学の原理
第3章 熱力学関係式とその応用
第4章 熱力学的安定性
第5章 エントロピーが重要な役割をする現象
第6章 相転移
第7章 いろいろな熱現象
第8章 輸送現象と線形応答