改訂版 すぐわかる多変量解析
石村光資郎・石村貞夫 著

A5判 272頁 定価 2420円
ISBN 978-4-489-02336-1 C3040
2020年4月刊行
◎公式と例題を見比べて、マネして実感、するりと理解!
複雑にからみあった要因をすっきり分析してくれる多変量解析を実用の面からわかりやすく解説。統計ソフトの出力結果をいかに読みとるか、いかに判読するかについて具体的に書かれているので、「多変量解析をすぐ使えるようになりたい」という人に最適。公式・例題・演習の三段階構成で、重回帰分析・主成分分析・判別分析などが無理なく理解できる。さらにより具体的な事例による演習も盛り込んだ。この手順を1つ1つふむごとに,多変量解析のおもしろさにひきこまれてしまうだろう。
石村光資郎(いしむら こうしろう)
2002年 慶応義塾大学理工学部数理科学科卒業
2008年 慶応義塾大学大学院理工学研究科基礎理工学専攻修了
現 在 東洋大学総合情報学部専任講師 博士(理学)
石村貞夫(いしむら さだお)
1975年 早稲田大学理工学部数学科卒業
1977年 早稲田大学大学院理工学研究科数学専攻修了
現 在 石村統計コンサルタント代表
理学博士・統計アナリスト
はじめに iv
第1章 すぐわかる重回帰分析―平均寿命を予測する?!
1.1 重回帰分析でわかること
1.2 コンピュータの出力を読む
1.3 重回帰式から分析が始まる
1.4 その重回帰式は予測に役立つだろうか
1.5 偏回帰係数の意味するものは
1.6 その独立変数は予測に必要か?
1.7 独立変数の上手な選び方
第2章 重回帰分析をしよう―重回帰分析の計算手順
2.1 重回帰式を求めよう
2.2 重回帰の分散分析表を作ろう
2.3 決定係数を計算しよう
2.4 偏回帰係数の検定をしよう
第3章 すぐわかる主成分分析―都市の豊かさランキング?!
3.1 主成分分析でわかること
3.2 コンピュータの出力を読む
3.3 主成分の総合的特性…!?
3.4 主成分と固有ベクトルとの密な関係
3.5 しかし,固有値・固有ベクトルを理解する必要はありません
3.6 固有ベクトルを読みとる
3.7 相関行列による主成分分析―データの標準化
3.8 これは便利な主成分得点―順位づけのために
3.9 寄与率―第m主成分まで選択
3.10 因子負荷―主成分と固有値の関係
第4章 主成分分析をしよう―主成分分析の計算手順
4.1 分散共分散行列を計算しよう―第1主成分は?
4.2 分散共分散行列による固有値・固有ベクトルを求めよう
4.3 主成分得点を求めよう―第1主成分による順位づけ
4.4 第1主成分の寄与率と因子負荷を求めよう
第5章 すぐわかる因子分析―肥満かな? と思ったら…!
5.1 因子分析でわかること
5.2 コンピュータの出力を読む
5.3 線型判別関数による判別分析とは
5.4 判別得点の意味
5.5 その独立変数は判別に役立っているか?
5.6 マハラノビスの距離による判別分析
5.7 2つの分散共分散行列の相等性の検定
5.8 正答率または誤判別率
5.9 2つのグループに差はあるのだろうか?
第6章 判別分析をしよう―判別分析の計算手順
6.1 線型判別関数を求めよう
6.2 マハラノビスの距離を求めよう
6.3 判別得点と正答率を求めよう
6.4 平方和積和行列を求めよう
第7章 すぐわかる因子分析―心の奥をのぞいてみると?!
7.1 因子分析でわかること
7.2 コンピュータの出力を読む
7.3 共通要因の存在の調べ方
7.4 因子負荷の読み取り方
7.5 因子得点による分類
7.6 因子の回転と変数の並べ替え
第8章 すぐわかるロジスティック回帰分析―脳卒中になるリスクは?!
8.1 ロジスティック回帰分析でわかること
8.2 コンピュータの出力を読む
8.3 ロジスティック回帰式とオッズ比
8.4 ロジスティック回帰係数の検定
8.5 ロジスティック回帰係数の意味
8.6 予測確率の計算
数表
索引
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