東京図書株式会社

基幹講座 物理学 統計力学

益川敏英 監修/植松恒夫・青山秀明 編/宮下精二 著

A5判 304頁 定価 3740円
ISBN 978-4-489-02344-6 C3342
2020年9月刊行

◎基幹講座シリーズ物理の最新刊は待望の統計力学

学部学生、大学院生が統計力学を学ぶための本格的な教科書。統計力学の基本的な考え方から始まり、相互作用のない場合、量子理想気体、相互作用のある場合、非平衡統計力学と展開した後にトピックスとしていくつかの興味深い相転移を取り上げた。本書を学ぶことで自然現象に対してどこまで理論的な考察ができ、さらに具体的な計算ができるかを読み取れるようにしたい。また、何が原理的にも計算できないのかを考えることで次のステップに進むことができると期待する。

宮下精二(みやした せいじ)

東京大学理学系研究科物理学専攻教授(~2019年3月)。
現在、東京大学名誉教授。

第1章 序論:統計力学の考え方
第2章 統計力学の応用:相互作用がない場合
第3章 量子理想気体
第4章 相互作用がある場合の方法Ⅰ
第5章 相互作用がある場合の方法Ⅱ
第6章 非平衡統計力学:熱平衡分布の時間変化
第7章 トピックス
第8章 補