東京図書株式会社

Rコマンダーで簡単! 医療系データ解析

対馬栄輝 著

B5判変形 344頁 定価3520円
ISBN978-4-489-02358-3 C0047

◎統計ソフトとしては無料でありながら世界一の信頼性といわれるRを、初心者でも使いやすくしたRコマンダーで、簡単に解析したい人へ

統計ソフトとしては無料でありながら世界一の信頼性といわれるRを、初心者でも使いやすくしたRコマンダーで、簡単に解析したい人のための書籍。各章は「例題→解析手法→実際にRを使った解析→結果の解説→学会抄録や論文への書き方例」の流れで構成され、書いてある通りに進めれば、一通りの解析を行うことができます。Rのインストール方法から基本操作、統計解析の基礎から分散分析等の様々な解析手法まで、幅広く網羅!

対馬栄輝(つしま えいき)

学 歴
 1991 年 弘前大学医療技術短期大学部理学療法学科卒業
 2000 年 弘前大学大学院理学研究科情報科学専攻(統計学,データ解析学)修了
 2006 年 弘前大学大学院医学研究科(公衆衛生学講座)修了
職 歴
 1991 年 津軽保健生活協同組合健生病院勤務
 1997 年 弘前大学医療技術短期大学部理学療法学科(助手)
 2000 年 弘前大学医学部保健学科理学療法学専攻(助手)
現 在
 弘前大学大学院保健学研究科健康支援科学領域老年保健学分野(教授)
 医学博士,理学修士,理学療法士,専門理学療法士(運動器)
所属学会
 日本理学療法士協会,日本運動器理学療法学会,日本股関節学会,
 日本老年医学会,日本公衆衛生学会,日本衛生学会,理学療法科学会
著 書
 『医療系研究論文の読み方・まとめ方』(2010,東京図書)
 『医療系データのとり方・まとめ方』(2013,東京図書(共著))
 『よくわかる医療統計』(2015,東京図書)
 『SPSSで学ぶ医療系データ解析 第2版』(2016,東京図書)
 『SPSSで学ぶ医療系多変量データ解析 第2版』(2018,東京図書)

第1章 データの入力
A. データの種類
B. データの入力方法
C. Excelを使った簡単な記述統計値の求め方

第2章  Rのインストール,Rコマンダーのインストール
A. 統計ソフトウェアとは
B. 統計ソフト「R」「Rコマンダー」とは
C. RとRコマンダーのインストール
D. Rコマンダーの起動と終了の方法

第3章 Rコマンダーの基本操作と記述統計
A. ExcelデータをRコマンダーに読み込む
B. Rコマンダーの操作
C. 代表的なグラフの描き方

第4章 ちょっと難しいが理解にチャレンジ:統計的検定の意味
A. なぜ統計的検定を行うのか?
B. 統計的検定の意味
C. 統計的検定で出力される確率pについて
D. パラメトリック検定とノンパラメトリック検定

第5章 統計解析の手法を選択する
A. 統計解析について
B. 統計解析の手法
C. さっそく解析を始めてみましょう

第6章 2群のデータの差を調べる:2標本の差の検定
A. ExcelデータをRコマンダーに読み込む
B. Rコマンダーによる2標本の差の検定の手順
C. p値の記述・解釈について
D. 95%信頼区間について
E. Rコマンダーの2標本Wilcoxon検定について
F. 検定結果の記載例

第7章 2条件のデータの変化を調べる:対応のある差の検定
A. ExcelデータをRコマンダーに読み込む
B. Rコマンダーによる対応のある差の検定の手順
C. 検定結果の記載例

第8章 データの関係を見たい:相関係数
A. ExcelデータをRコマンダーに読み込む
B. Rコマンダーによる相関の検定の手順
C. 複数の変数の相関を求める方法
D. 散布図の確認
E. 偏相関係数
F. 検定結果の記載例

第9章 3群以上のデータの差を比較する
:1元配置分散分析と多重比較法
A. ExcelデータをRコマンダーに読み込む
B. Rコマンダーによる1元配置分散分析の手順
C. Kruskal-Wallisの検定後のSteel-Dwassの多重比較法について
D. 検定結果の記載例

第10章 パッケージとコマンドを活用した多重比較法
A. コマンドとパッケージとは?そのダウンロードと設定方法
B. Kruskal-Wallisの検定後のSteel-Dwassの多重比較法について
C. 検定結果の記載例

第11章 人数を数えて関係をみる:分割表検定
A. ExcelデータをRコマンダーに読み込む
B. Rコマンダーによるχ2適合度検定の手順
C. Rコマンダーによるχ2独立性の検定の手順
D. パッケージとコマンドによるχ2独立性の検定の補足結果
E. 期待値とFisherの正確確率検定
F. 連関係数:Φ係数とCramerのV係数
G. 検定結果の記載例

第12章 ○○に対する△△の影響をみる:回帰分析
A. ExcelデータをRコマンダーに読み込む
B. Rコマンダーによる回帰分析の手順
C. Rコマンダーによる回帰分析の補足出力
D. 検定結果の記載例

第13章 ○○に対して△△や××(複数)の影響をみる
:重回帰分析
A. ExcelデータをRコマンダーに読み込む
B. Rコマンダーによる重回帰分析の手順
C. Rコマンダーによる重回帰分析の補足出力
D. 検定結果の記載例

第14章 2群の違いに対して△△や××(複数)の影響をみる
:多重ロジスティック回帰分析
A. ExcelデータをRコマンダーに読み込む
B. Rコマンダーによる多重ロジスティック回帰分析の手順
C. Rコマンダーによる多重ロジスティック回帰分析の予測スコア出力
D. 解析で得られる結果の説明
E. 検定結果の記載例

 

第15章 3条件以上のデータの変化を調べる
:反復測定分散分析
A. ExcelデータをRコマンダーに読み込む
B. Rコマンダーによる反復測定分散分析の手順
C. Rコマンダーによる反復測定データのエラーバーグラフを描く手順
D. 球形性の検定について
E. 反復測定による分散分析とFriedmanの検定との関係について
F. 多重比較法の使い分けについて
G. 検定結果の記載例

本書で扱っているサンプルデータおよび補足説明などは、以下の著者のWebページにて参照できます。