入門 SPSSによる心理・調査データ解析
小塩真司 著

B5判変形 240頁 定価 3080円
ISBN 978-4-489-02430-6 C0040
2024年9月刊行
◎統計的な分析の初歩を、変数を増やしながら段階的に理解できる入門書!
1つの変数の分析では、平均値や標準偏差など、基本的な統計量を出力する方法を確認。2つの変数の分析では、線形関係と非線形の関係に中身を分けて整理。3つの変数の分析では、あるひとつの変数に対して,残りのふたつの変数の関係を説明。さらに多くの変数を整理する分析手法として、因子分析へ繋げます。単に読むだけでなく、実際にデータを分析し手を動かしながら学べます。
小塩 真司(おしお あつし)
2000年 名古屋大学大学院教育学研究科博士課程後期課程 修了
博士(教育心理学)(名古屋大学) 学位取得
2014年 早稲田大学文学学術院 教授
第0章 分析の前に
1 数字で考えること
2 尺度水準
3 数字の変換
4 データのかたち
第1章 SPSSの起動とデータの準備 <SPSSの基本>
1-1 SPSS の起動
1-2 変数の設定
1-2-1 変数に名前をつける
1-2-2 変数の型を指定
1-2-3 ラベルをつける
1-2-4 値ラベルをつける
1-2-5 欠損値について
1-2-6 尺度水準の指定
1-3 データの入力
第2章 ひとつの変数の分析 <記述統計/度数分布>
2-1 得点分布
2-1-1 分析の指定
2-1-2 結果の出力
2-1-3 性別でグラフを描く
2-1-4 分析の指定
2-1-5 結果の出力
2-2 記述統計量
2-2-1 分析の指定
2-2-2 結果の出力
2-3 度数分布
2-3-1 分析の指定
2-3-2 結果の出力
2-4 比率を表現する
2-4-1 分析の指定
2-4-2 結果の出力
第3章 ふたつの変数の分析(関連) <相関/t検定/クロス集計>
3-1 使用するデータ
3-2 ふたつの変数間の相関係数を算出する
3-2-1 分析の指定
3-2-2 結果の出力
3-3 多くの相関係数を一度に出力する
3-3-1 分析の指定
3-3-2 結果の出力
3-4 散布図を描く
3-4-1 分析の指定
3-4-2 結果の出力
3-5 t 検定
3-5-1 グループ化
3-5-2 対応のないt 検定の分析指定
3-5-3 結果の出力
3-6 2 × 2 のクロス集計
3-6-1 満足度のグループ分け
3-6-2 クロス集計の分析指定
3-6-3 結果の出力
3-6-4 性別と孤独感
3-7 相関・t 検定・クロス集計
3-8 サンプルサイズについて
第4章 ふたつの変数の分析(くり返し・非線形)<回帰分析/1要因の分散分析>
4-1 用いるデータ
4-2 対応のあるt 検定
4-2-1 分析の指定
4-2-2 結果の出力
4-3 回帰分析
4-3-1 分析の指定
4-3-2 結果の出力
4-4 曲線的な関係を分析する
4-4-1 分析の指定
4-4-2 結果の出力
4-5 3 グループ以上の間の平均値の差
4-5-1 好奇心のグループ化
4-5-2 1 要因の分散分析
4-5-3 結果の出力
第5章 3つの変数の分析 <相関係数/重回帰分析>
5-1 使用するデータ
5-2 記述統計量と相関係数
5-2-1 分析の指定
5-2-2 結果の出力
5-3 重回帰分析
5-3-1 分析の指定
5-3-2 結果の出力
5-4 偏回帰係数
5-4-1 共感性を統制した際の自己中心性と攻撃性との偏相関係数
5-4-2 自己中心性を統制した際の共感性と攻撃性との偏相関係数
5-5 2 要因の分散分析
5-5-1 高群と低群の分割
5-5-2 分析の指定
5-5-3 結果の出力
5-6 媒介する様子を描く
5-6-1 回帰分析
5-6-2 重回帰分析
5-6-3 まとめる
第6章 3つの変数 の分析(交互作用) <2要因の分散分析> 1
6-1 組み合わせの効果
6-2 データの準備
6-3 分析の準備
6-4 2 要因の分散分析
6-4-1 分析の指定
6-4-2 結果の出力
6-5 重回帰分析で交互作用を検討する
6-5-1 分析の準備
6-5-2 階層的重回帰分析
6-5-3 結果の出力
6-5-4 単純傾斜検定
6-6 調整変数
第7章 多くの変数の分析 <因子分析①>
7-1 因子分析のイメージ
7-2 因子分析
7-2-1 因子分析の前に
7-2-2 因子分析
7-2-3 結果の出力
7-2-4 結果と表
7-3 内的整合性の検討
7-3-1 a 係数
7-4 得点の算出
第8章 多くの変数の分析(応用編) <因子分析②>
8-1 データの準備
8-2 得点の確認
8-3 得点分布の確認
8-4 因子分析(因子数の目安を見つける)
8-5 因子分析(因子数を決定する)
8-5-1 3 因子の場合
8-5-2 5 因子の場合
8-5-3 8 因子の場合
8-6 因子分析(最終)
8-7 ここから
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